
北海道でトレーラー運転手をしているモグラです( ´ ▽ ` )ノ
最近大型車の事故がよくニュースになってます。
実際に日頃トレーラーに乗っている運転手目線で今後の物流に思う事を書いてみます。
結論
運転手の高齢化は今後も続くし新しく運転手になる人は、なかなか居ないでしょう。
拘束時間の短縮と賃金アップをしても、少子高齢化でどの分野でも人手不足になる。
よっぽどの魅力が無ければ運転手を選ぶ人は出てこない。
自動運転化は専用道路を作らないと酷い事になる。
まずは物流全体の意識改革・運送業の雇用形態の見直しが最重要。
運転手の高齢化
- 若い世代の運転手が少なくどこも人員不足。
- 今まで運転手をしていた高齢の方に継続してもらっている会社が多い現状。
- 高齢になるとどうしても身体能力の衰えがあり事故を起こす事が多くなってしまう。

モグラの周りでも70歳以上で運転手をしている方が沢山います
現状は高齢者の方が運転手を続けてくれているから、物流が保てている部分があると思います。
高齢者の事故が目立つ様になってますが
なんとか物流を支えてくれているのが高齢者の方々って言うのも知って欲しいです。
運転手の給料と拘束時間

一世代前は走った分だけ給料が上がり結構な高給取り運転手がいました
今現在の給料は社会では少ない方です。
ですが給料が少ないのに拘束時間は長いのが問題あると思っています。
給料は年齢で昇給する事は運送業界では少なく
走る距離が増えると給料が上がる事が多い(固定給の所もあり全体がそうでは無い)
だからと言って一昔前の様な給料は望めない。
運転手の1日の労働時間は最大16時間まで許されています。
大型車は少しのミスが大きな事故になってしまうのに労働時間が長い給料が低い
今の社会では割りに合わない職業だと思います。

物流全体の体制・運賃
パレット輸送が多くなってきてはいますが、お菓子やカップ麺など軽量な物は
手積み、手卸しがまだまだ沢山あるのが現状です。
倉庫によっては上から積む事にしか対応していない所もあり
屋根のあるシャーシが使えずシート掛けしなくてはいけない事も多々あります。
問題なのは時間が多く掛かってしまう作業と、あまり時間の掛からない作業でも
運賃が変わらない(少ししか変わらない)
基本的に目的地までの距離で運賃が支払われるのが問題ある。

同じ距離でもかかる時間が大幅に違うのに一緖の金額はおかしいよね?

例えば1分の仕事と2時間の仕事が距離が同じだから金額も一緒って事?

そうなんです!!
運転手なのに荷下ろした後の仕分けまでやらされる事もあり運賃と作業料の明文化がされていない。
自動運転化
大型車の自動運転化はまだまだ無理だと思っています。
なぜそう思うかと言うと
- 専用道路を作らないといけない
- 自動と人の運転が一緖の道路を走れば事故になる
- 雪道は予測できない事がある
運転手をしていてすぐに思いつくのがこの三つです。

今の一般道で自動運転車が走っていたら怖くて子供を外にいかせれませんよね?
自動運転車が一般化するときは、絶対に専用道路のみ走行にして欲しいです。
まとめ
今回トレーラー運転手をしていて思うことを書きました。
今後運転手に良い方向に変わっていかないと物流が今の様に動かなくなりそうです。
若い世代に魅力のある雇用形態にしていかなければ運転手不足により

こんな風になるんじゃ無いかと思っています。

コメント